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【アニマルセラピー】動物との触れ合いによる癒し

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アニマルセラピーとは、一言で言うと、動物との触れ合いによる癒しです。

 

SNSで犬や猫の画像を見ると、ついつい見てしまいますよね

 

ちなみに、僕は猫派です。あのツンデレに弱いんだなー

 

人類と最も古くから付き合ってくれた動物は、犬といわれています。 約3万年前に狩猟採集をしていた頃から、オオカミを家畜化して、猟をしたり、野獣から家を守ったり、よいパートナーになったようです。

 

続いて猫。約1万年前、農耕に変わった頃から、農作物を狙うネズミなどを駆除してくれるため、飼われました。

 

徐々に羊、豚などを家畜化し、約5000年前から馬がパートナーになりました。

 

改めて絆を感じますね。

 

 

アニマルセラピーについての勉強会がNPO法人EPOにて行われました。

 

会場であるEPOさんは、農場によって障がい者の就労の場づくりを行い、乗馬を楽しむ仲間で「生きがいづくり」や「社会参加」 に取り組んでいる自然豊かな場所です。 

 

元帝京科学大学生命環境学部教授の滝坂信一先生と、EPO理事長の高橋智様からアニマルセラピーの実学を学んだのでまとめました。

 

 アニマルセラピーとは

アニマルセラピーとは、動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。

出典アニマルセラピー - Wikipedia

 

引きこもりや不登校に対し、馬やイルカなどの情緒が安定してる動物との触れ合いを通して、他者を信頼できるようになるといわれます。

 

馬による癒しは、乗馬療法、ホースセラピーなど呼ばれております。

 

EPOでの自然循環型システム

EPOでは、引きこもりや発達障害をお持ちの方の就労支援として、農業や畜産を活用されてます。

 

百姓とは、百の仕事があるとのことで、それぞれの適正にあった仕事を割り振っており、全国でもめずらしい就労福祉施設のようです。

 

また、5000 坪ある敷地で飼育している子羊は、おいしいラムとして全国でも指折りに入っています。

 

犬は野獣から畑を守り、猫はネズミを駆除し、羊は雑草をたべてくれて、馬は癒してくれる。

 

人も動物も自然の中でそれぞれの役割を全うし、循環された自然の一員という印象をうけました。

 

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乗馬体験

実際に馬に乗らせて頂きました。近くで見ると結構大きく感じます。

 

馬に乗る前、馬に挨拶をします。

 

乗り上げるとき、高いなーと感じました。そして歩き出すと、昔、父親におんぶされたような感覚になりました。

 

力を抜いて感覚を澄ますと、 馬の温もりや息づかい、歩く振動が体を通して伝わります。車など機械とまた違って、こちら側にも馬へのいたわりや配慮が必要です。

 

施設内を回りながら、ずっと乗っていたいなーと思いました。

 

降りた後も、馬にひと言お礼を伝えます。

 

体の反応

馬の背なかで揺らされると、姿勢に関する体のセンサーが反応して、首や姿勢が整ってきます。

 

耳の奥には三半規管があり、いつでも首を水平に保とうとする働きがあるためです。

 

あえて不安定なものに座ることで、姿勢を保とうとするインナーマッスルが刺激され、適度な緊張状態となり、姿勢が良くなるメカニズムです。

 

 

心の投影

施設内の自然を感じながら散策した後、 パートナーとなる馬を選び、ブラッシングで触れ合いました。

 

馬のように要求行為が少ない動物は、人の方が気持ちを察して働きかけるため、その人の心が投影されやすいといわれます。 

 

それぞれが馬との交流の中で、本来の自分自身を垣間見るきっかけになったかもしれません。

 

ブラッシングしながら、気持ちいいか―とか話しかけちゃうね

腹減ったか―とかね。あたしかっ

 

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まとめ

こうした身も心もゆだねることができる馬は、人にとって5000年以上前からのパートナーであり、 かけがえのない存在だったようです。

 

乗馬後に汗ばむ馬の背をケアするなかで、 同じ動物なんだとあらためて気づかされました。

 

今回は、乗馬を通して体と心の反応を書きましたが、僕らは犬や猫など動物とのふれあいにより生理的・心理的・社会的な恩恵を受けています。

 

パートナーとして一緒にいることで、家族のようにかけがえのない存在になっている方もいるのではないでしょうか