【発酵トマトチーズ鍋】活性酸素の働きを抑え老化防止に
寒い日は鍋。鍋は手軽に栄養をとれて体も温まる優れもの。いろんなタイプの鍋がありますが、最近は”発酵鍋”が人気です。
特に美味しく、簡単で、美容と健康に良い”発酵トマトチーズ鍋”は、老化防止力があり、しみ、シワ、たるみによい成分がたくさん入ってます。
この記事では、発酵トマトチーズ鍋のつくりかたや効能をお伝えします。
発酵食品とは
発酵食品(はっこうしょくひん)とは、食材を微生物などの作用で発酵させることによって加工した食品である。
冷蔵庫などが存在する以前から保存食として、または風味を改良したり食品の硬さを柔らかくしたりするといった目的でも行われる。日本の伝統的な食品に では納豆、醤油、味噌、漬物、鰹節など、世界ではパンやヨーグルト、紅茶、キムチなどの形で利用されてきた。また、穀物や果物を発酵させて製造される酒は、アルコールが殺菌作用を持つと同時に精神作用を持つ飲料である。
海外から見た日本の健康的な生活習慣には、発酵食品、海藻類をたくさんとることが言われています。世界の中でも日本は発酵食品大国で知られています。
発酵食品は、腸内細菌である善玉菌の好物であり、免疫に重大な影響を与えています。腸内細菌により肥満、ガン、糖尿病、精神疾患、アレルギー、老化、動脈硬化が影響するので、発酵食品を積極的に取り入れたいものです。
発酵鍋は、そんな発酵食品をふんだんに取り入れた鍋であり、納豆、醤油、味噌、チーズなど、具材やスープとして使います。
今回はチーズを入れた発酵トマトチーズ鍋の作り方を3工程でお伝えします。
発酵トマトチーズ鍋の作り方
材料
・トマト鍋スープ
・具材(鶏肉、玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツ、しめじ、ブロッコリーなど)
・カマンベールチーズ1個(匂いが気になる人はとろけるチーズがよい)
*写真は6人前の量です。
作り方
1.鍋にオリーブ油で鶏肉、玉ねぎ、ジャガイモを炒める。
2.トマトスープを入れ、キャベツ、しめじ、ブロッコリーなど入れて煮る。
3.火が通ったらカマンベールチーズ丸ごと入れて柔らかくなれば完成。
*お好みによりとろけるチーズや納豆を入れてもおいしい。
発酵トマトチーズ鍋の効能
老化を促進する因子に、サビとコゲがあります。発酵トマトチーズ鍋は、老化促進因子である体のサビにとっても効果的です。ポリフェノールの多い緑茶や赤ワインを飲んで、しめのごはんなど炭水化物を控えれば、体のコゲ対策にもなります。
サビを防ぐ抗酸化力
サビとは、活性酸素による酸化のことです。切ったリンゴが茶色くなるように、人も酸化によって、シミやしわ、記憶力低下や白髪など劣化します。
原因はストレス、タバコ、暴飲暴食などありますが、この活性酸素により細胞中の遺伝子も傷つけられるため、細胞の入れ替えがうまくいかなくなり老化します。
そこで、活性酸素を跳ね返す”抗酸化力”が重要になります。抗酸化力は主に食品からとるのですが、ビタミンやリコピンが効果的です。
リコピンはビタミンEの100倍の抗酸化力があるので、リコピンを多量に含むトマトが今回のキーワードになります。トマトは加熱する事でさらに吸収率が16倍になります。ブロッコリーや玉ねぎも抗酸化力強く、ショウガ、海藻類にはビタミンが豊富です。
コゲを防ぐ抗糖化力
もう一つの老化因子であるコゲについてです。砂糖を熱すると次第に焦げてべっこう飴になるように、不要な糖質は体内で蛋白質と結びついてAGEsという老化物質をだします。特に、現代人は炭水化物(米、パン、麺、お菓子など)多めの糖質過多なので、とりすぎるとシミやたるみが促進します。
糖化を防ぐには”抗糖化力”のある食品が重要です。抗糖化力の強いものにはクエン酸やポリフェノールなどあります。柑橘系(レモン、グレープフルーツなど)や緑茶、紅茶、赤ワインなどに含まれます。ショウガもまた、抗糖化力が高くポイントです。
まとめ
寒い冬は鍋にすることで、温野菜やきのこなど栄養素がたくさんとれます。特に今回は発酵食品であるチーズと、抗酸化力のあるトマトベースでの食べ方をお伝えしました。
チーズはカマンベールチーズの匂いが気になる方はピザ用のとろけるチーズがいいと思います。さらに、納豆をいれてもマイルドで美味しかったです。
普段、糖質過多の方は、締めのごはんや麺を抑えてみてはいかがでしょうか。
美しく健康的な体は、毎日の食品からつくられます。手軽に鍋をすることによって、美味しく美容と健康になりませんか。