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【健康的な生き方】生活習慣と人柄

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健康的な生き方って考えたことありますか?

 

心や体によい生活習慣だけじゃなく、実は、人柄も影響してます。

 

情報社会においては、不安症で神経質な方は、どんどん不安な情報を得て、ますます不安な世界が広がるかもしれません。

 

健康法も同じで、かえって神経質になり「健康のためなら死んでもいい」という笑い話もあるほどです。

 

静岡県立大学 薬食研究推進センター長である山田靜雄先生を勉強会にお呼びして、健康について裏付けされた情報を学びました。 

 

歴史からみると、なぜ僧侶が大名とくらべ長寿だったのか、

 

外国人と日本人との生活習慣の比較は、

 

実際に長寿村に行かれて感じた点など

 

数十年もの大規模な臨床データなどからお話を伺ったので、まとめました。

 

 

 

健康の定義

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

出典| 健康の定義について | 公益社団法人 日本WHO協会

 

 

健康とは、体も、心も、社会的にも満たされている状態です。

 

身体の元気

身体の元気とは、身体に歪みがなく、無駄もなく、自然治癒力が非常に高いレベルにある状態です。

 

どんどん活動するための必要なエネルギーがあふれ出てくる最高のフィットネスレベルにあります。

 

心の元気

心のワクワクセンサーが常にONの状態で生活ができ、落ち着いて心のゆとりがある状態です。

 

発する言葉、表情、動作、考え方も非常にポジティブで雰囲気が非常によい状態です。

 

生活の豊かさ

社会生活に適応し、対人関係、職場・学校でのストレスは低く、プライベートでも活発に充実感を得るための活動ができている状態です。

 

もちろん、経済的な安心、物質的に満たされ、時間的な余裕も感じられる生活です。

 

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健康=食事×運動×休養

健康的な心と体には、やっぱり食事、運動、休養です。

 

永平寺では日本の伝統的な食事(穀類全粒、野菜、発酵食品主体)を食べ過ぎない量で頂き、生活は規則正しく、毎日掃除して活動量が高い生活をしています。

 

永平寺78代貫首宮崎奕保さんは106歳の天寿を全うするまで修行僧の先頭に立って坐禅一筋の人生を貫きました(記事添付)。

 

江戸時代、大名の寿命は48歳に対し、僧侶は67歳だったようだよ

薬膳料理、作務(掃除など活動)、規則正しい生活が決めてだね

 

 

海外からみた日本の健康的な生活習慣

日本の健康寿命は世界でもトップクラスです。ということは、日本でのトップクラスである山梨県静岡県は世界でもトップクラスです。

 

海外から見た日本の健康的な生活習慣には

 

・海苔や海藻類をとる

 

・魚、発酵食品、大豆をたくさんとる

 

・定期健診を受ける

 

などあがります。

 

人間ドッグは日本発祥だよ

予防は最大の治療といわれるね

 

健康と腸内細菌

最近は腸内細菌が免疫に重大な影響を与えていることがわかってます。腸内細菌により肥満、ガン、糖尿病、精神疾患、アレルギー、老化、動脈硬化が影響します。

 

腸内細菌には善玉菌、日和見菌、悪玉菌といますが、全体の7割もの日和見菌は、善玉悪玉どちらか優勢な方に味方します。

 

免疫力は20歳をピークに低下し、善玉菌は60代で全体の1%以下になってしまうため、腸内環境をよくすることが健康寿命への最短距離です。

 

善玉菌の好物は、食物繊維、発酵食品、乳酸菌、運動、抗酸化剤で、便は黄色みでにおわないのが特徴です。

 

一方、悪玉菌の好物は、高脂肪食、ストレス、化学物質、抗生物質です。便は黒っぽくて臭いのが特徴です。

 

医師が新鮮な果物や野菜を処方する国もあるよ

食事ってやっぱり大事よね

 

健康的に生きている百寿者村の調査結果

百寿者のいる村を実際調査すると、百寿者の方の特徴として、食事(新鮮で加工してない食品を食べる)、適度な運動の他にも、温暖な気候、誠実で開放性が高い人柄が多いようです。

 

そして、自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てするといった、セルフメディケーションの意識をもつことも大切です。

 

結局、そうした人柄や意識があれば、不用意に悪いものに近づかないからなんでしょうね。

 

まとめ

健康的な生き方には、体と心と生活の安寧が重要です。そして、健康長寿者には誠実で開放的な人柄が多いことがわかりました。

 

よく「そんなに長生きしたくないからいいや」と聞きますが、否が応でも100歳くらいまで生きる時代がやってくると思われます。

 

そんなとき、健康でいることの価値は、年をとるごとに高まっていくものです。

 

いつまでも自律して生活できるか、それとも子供や孫などに依存して生きるのかは、日々の意識にあることを忘れずにいたいものですね