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地球温暖化と心身への影響【過去50年のデータから】

 

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最近、地球温暖化の影響すごくないですか?

 

スコールのような雨、大きな台風、竜巻まででてきました。

 

僕は沖縄に4年住んでましたが、沖縄の気候は亜熱帯気候です。

 

急に大雨がふってくるので、傘を持ってもずぶぬれなため、沖縄の方はあまり傘を持ち歩きません。

 

台風も強力で、横雨で窓下から浸水したこともあり、当時1歳の息子を机の上に寝かせたまま、掛け布団で雨を吸って、何往復か水を絞り出した記憶もあります。

 

静岡に戻り、ここ最近、亜熱帯気候と似てきたなと感じることが多くなりました。

 

患者さんも、膝が痛い方などは、曇りから雨に変わるときに痛んだりしますね。

 

「この感じだと、いま台風は四国当たりだね」と膝予想する方もおられます。しかも当たっているのでびっくり。

 

実際、体は気圧の影響を受けるのですが、寒暖の差も体にとってはストレスです。

 

熱中症で運ばれる方も年々増え、ついにうちの母親も草取りしていてなりました。

意識がおちて、動けなくなるんですよね。身近で最も危険なものだと思いました。

 

 ということで、明らかに異常気象を感じるので、地元静岡県のここ50年の気温を調べました。すると、リアルなデータがでたのでお伝えします。過去のデータはgoo天気を参考にしました。静岡の過去の天気 2019年11月 - goo天気

 

 

地球温暖化はすすんでいるのか

地球温暖化がどれくらい進んでいるのか、過去50年間の静岡県の8月の最高気温の推移や、30度を超えた日がどれだけ増えているのか確認しました。

 

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方法

静岡県の8月の最高気温と、最高気温が30度を超えた日数を、過去50年間(1969~2018年)一日ずつ調べ、下記の10年ごとに区切って比較しました。

 

① 50〜40年前(1969~1978)

② 40〜30年前(1979~1988)

③ 30〜20年前(1989~1998)

④ 20〜10年前(1999~2008)

⑤ 10〜現在(2009~2018)

 

結果

表1:静岡県の8月の最高気温と30度を超えた日数

赤字の部分が平均より高かった年です。1989年から急激にふえています。

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表2:静岡県の8月の最高気温推移

最高気温の平均は、①34.61度、②34.20度、③36.00度、④35.42度、⑤ 35.97度でした。50年間全体の平均は35.24度であり、それを越えた年は、①4回、②2回、③7回、④7回、⑤ 7回でした。

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表3:静岡県の8月の30度以上の日数

最高気温が30度を超えた日数は①20.60日、②18.00日、③22.30日、④23.30日、⑤ 25.30日でした。50年間全体の平均は21.90日であり、それを越えた年は、①6回、②2回、③7回、④7回、⑤ 7回でした。

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考察

30年前から最高気温が高い年が続いてます。50年前(34.61度)と比べ、現在(35.97度)は1度程度あがっていました。地球の歴史から考えると、急激に温暖化しているといえるのではないでしょうか。実際肌でも感じたとおりでした。

 

さらに、最高気温が30度を超えた日数も、30年前から多い状態が続いてます。50年前(20.60日)と比べ、現在(25.30日)は5日程度も増えたことがわかりました。これら結果から、地球温暖化が進んでいることがわかりました。

 

SUPER理科事典によると”18世紀の産業革命以前は、大気中の二酸化炭素の濃度が約280ppmであり、ほぼ一定していた。ところが、急速な工業の発達によって、二酸化炭素の濃度が急激に増加し、1990年代には350ppmを越え、2001年には371ppmに達した。現在も二酸化炭素の濃度は1年で約1~2ppmの割合で増加している。”とありました。

 

今回、静岡県の8月の最高気温も、30年前(1990年代)から増加していることがわかります。つまり、二酸化炭素の濃度と静岡県の8月の最高気温は、どちらも30年前からずっと増加しています。 

 

まとめ

30年前から二酸化炭素の量が急激に増えているといいます。今回、静岡県の8月の最高気温を50年間調べてみて、同じように静岡県の8月の最高気温も30年前から増えていることがわかりました。


昔から、その土地の気候や地理によって、ヒトの気質も体質もかたちづけられました。気候が狂えばヒトの気質も体質も影響をうけるように思われます。

 

また、気圧や気温の急激な変化で、陽気病みも出やすいといわれています。自律神経は自然のリズムと調和するためです。実際に、1日の間に10度以上温度が変化したり、気圧が前の日と比べて10ヘクトパスカル以上変化したりすると、症状が出るという論文もあります。

 

寒暖の差は、生物にとって強烈なストレスであり、人の健康も生死も自然次第です。

 

以前、息子とシロクマの生態を調べたところ、地球温暖化により絶滅危惧種ということを知りました。そして、200年後は、生物の75%の種が絶滅するともありました。

 

1日に1つの家庭が出す二酸化炭素の量と1本の杉の木が1年で吸う二酸化炭素の量が同じようです。

 

自然に生かされていることや、自然とのつながりを改めて意識して、”足るを知る(知足)”ようになりたいものだと感じました。