AIの時代 人間らしさが人の強み
きたるAIの時代、うまく適応できるのはどんな人だとおもいますか?
僕は、人間らしい人だと思ってます。
つまり、意思があり、創造でき、倫理観のある人です。
そして、他人と協力し合える人です。
「こんなものを作ってあげたい」とか、「こんなことができたらいいな」とか、「さすがにこれはやっちゃまずいでしょ」とか思える人間らしさが、人間最後の砦ではないでしょうか
おそらく他の情報処理はAIに及ばなくなりますが、最終判断をするのは結局人間だからです。
AIのつくる料理にはかなわないかもしれない
それ食べて幸せ感じるのは人だけどね
では、人間らしさって何?ということでまとめました。
AI(Artificial Intelligence)人工知能とは
遠い未来のことを想像するとワクワクします。最近はAI技術の発達により、期待が高まる一方、不安視されることもあります。AIとは人工知能のことですが、人類と共存できるのでしょうか
人工知能とは、人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの。
それをふまえたうえで、現生人類について深めていきましょう。
現生人類・・ヒト科で唯一生き残れた種
ヒトは約700万年前に類人猿から枝分かれしたようです。猿人、原人、旧人、新人とそれぞれいろんな種類に枝分かれしては絶滅し、最後に、現生人類だけ生き残りました。
進化の絵では、よく猿人→原人→旧人→新人と一直線に進化したようにみられますが、それぞれ交配できないレベルに枝分かれしたので、別の二足歩行者です。
唯一交配ができたと確認されているのが新人の仲間ネアンデルタール人です。僕ら人類に遺伝子が数%混じってるといわれます。
現生人類の特徴
猿人も原人も旧人もそれぞれ2足歩行は共通なので、結果、骨盤が狭くなり、手は自由だったようです。
骨盤が狭いということは、今も昔も出産に人手が必要です。なので、ある程度の共感力はあったでしょう。
しかし、食べ物や行動はまちまちでした。
ある種は、土の中の塊茎など主食にしたため、奥歯が親指の爪ほど大きく、噛む筋肉の発達で頭が締め付けられて脳が発達しにくかったり。
ある種は、ガタイが良くて、10歳になれば、大物草食獣を3mほどの槍で倒せたようですが、単独行動が主だったり。
それに比べて現生人類は、ひ弱で、体毛もなく、一見貧弱にみえますが、
サバンナでも群れで駆け回って狩猟したり、おしゃべり好きで情報をシェアして採集したり、自ずと他者との高度な協力関係が生じたようです。
そして、その協力しあえることこそが、人類を絶滅から守った最大の理由です。
人間らしさとは
解剖学的には、頭蓋骨が丸く、前頭葉や側頭葉が発達しています。
つまり、現生人類だけ意思や創造力と実行、言葉の部位が発達しています。
それら事実から、人間らしさとは、
・他者とも協力し合える
・他人の気持ちがわかる
・創造したものを具現化できる
・言葉で知恵を残せる
ということがいえるでしょう。
人間らしい生き方とは
当然、人間らしさの前には、類人猿や、さらに四つ足動物だった頃の遺伝子もきざまれてるので、脳の深い部分は、本能的です。
頭ではよくないと分かっても、争って傷つけあったり、欲望がチラチラ顔を出します。
でも、ネットでは毎日戦争や殺人など辛いニュースが目につきますが、世界全体としては少なくなっているようです。
ヒト本来の人間らしさが、本能に優ってきたように思います。
まとめ
かつて産業革命の頃、機械登場により一日中炭鉱過労などかなり過酷な仕事が減りました。
きたるAIの時代、仕事がなくなるといいますが、人間でなきゃできない仕事がふえるでしょう。
今の時代も、目の前の家事や単純作業に追われますが、それらはAIに任せて、人間にしかできない役割に没頭できるかもしれません。
人間は霊長類の中でも最も脳が著しく発達しました。
地球がなぜこんなにやり放題するヒトを生み出したかというと、いつか地球が消滅することになっても、地球の生物を未来に生き残らせることができる可能性があるためという考え方もあります。地球レベルの種の保存ですね。
僕らに与えられた力を、地球の生態系の調和につなげられれば、素晴らしいなと思います。
そして、身近な人間関係でも、競い合うより協力し合うことに身を任せれば、最終的には自分を助けてくれるのではないでしょうか