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【年末詣】心を鎮めて感謝と祈願

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”年末詣”とは、12月下旬に一年の感謝をお伝えしに氏神様の元にお参りすることをいいます。氏神様とは、同じ地域に住む人々が共同で祀る神道の神様のことです。

 

現代では、大晦日の夜から日付をまたいで、人気の神社やお寺にうかがい、熱気に包まれた中、初詣を済ます方も多いと思います。

 

でも、寒い中何時間も待つ自信のない方や、小さいお子さんのいる家庭、混雑が苦手な方もいるのではないでしょうか?

 

そんな方は、心を鎮めて一年の感謝と翌年の祈願をする年末詣はいかがでしょうか

 

 

年末詣とは

年末詣とは、その名の通り、年末に一年の感謝を伝えに氏神様を参拝するものです。年末とは、一般的に12月20日からいうことが多いようです。

 

古来、歳籠りといって、家長が大晦日の夜から翌朝にかけ、氏神様の元にこもり、一年の感謝と新年の祈願を行いました。

 

それが、年月を経て、大晦日の夜に一年の感謝をする除夜詣と、元旦の午前中に新年の祈願をする元日詣に別れました。

 

その後、新年の祈願については、江戸時代にその年の方角の神様に祈る恵方詣が人気となり、

 

さらに、明治時代には鉄道会社の"初詣に行こう"キャンペーンが合わさって、元旦の午前中に参る元日詣が流行ったようです。

 

現代では、大晦日の夜から日付をまたいで、新年の祈願に重きをおいていますが、年末詣は、その前に心を鎮めて、終わる年の感謝に重きをおいたものです。

 

海外では年越しに音楽や花火など盛大に祝う国が多いなか、日本人は心を鎮めて迎えたい方も多いように思われます。そんな方には年末詣はとてもいいのではないでしょうか

 

年末詣のメリット

すでに年末詣をされた方はわかると思いますが、初詣前の神社のしずけさは格別です。

 

感覚としては、静かさのなか、より身近に神様を感じることでしょう。神社も新年に向けて、大掃除をすませてますので、いっそう凛とした空気が漂っています。

 

人間関係でもそうですが、いきなり願い事をいうより、感謝をお伝えしてからの方が聞き入れてもらえそうですね。

 

年末詣の時期 


一年を陰陽のリズムでみてみると、陰が極まって陽に転じるのが冬至(12月22日)です。一年でもっとも昼が短く、もっとも夜が長い日です。 柚子風呂で体を温める方も多いのではないでしょうか。

この日を境に、太陽の力が強まっていくため、冬至は、別名、一陽来復と言われ、運気が上昇していきます。

特に、大晦日の夜に一年の感謝を伝えるため参拝することを除夜詣といいますが、除夜の鐘がなるのが、だいたい22時40分頃からで、旧年中に107回、新年に1回の合計108回なります。

 

除夜の鐘は108つの煩悩の数

四苦八苦(4×9+8×9=108)とも言われてるね

 

晦日の23時頃から初詣参拝者が増えだしますので、年末詣したい方は、遅くとも12月31日の日が沈む前までにしたいところです。

おみくじやお守りを希望される方は、営業時間(だいたい9時から17時)を確認してお参りをされるといいと思います。