【運動のメリット】頭と心にアプローチ
「運動した方がいいとわかっていても、家に帰るとやらない度100%、自信あり」
「キツいし、時間ないし、雨ふりそうだし、この間足痛めたし、そういえばもう冬だし」
このように、心はなかなかの言い訳上手で、豚のごとしです。
この記事は、運動しようかしまいか揺れている方に、一歩踏み出せるよう書きました。
タイプ別に取り組みやすいよう、精神で律する”頭へのアプローチ法”と、感情から満たしていく”心へのアプローチ法”を書いたので、自分にあったスタイルを検討してみてください!
運動の目的
運動の目的はいくつかあります。
・美容(ダイエットやマッチョ)
・健康づくり、生活習慣病対策
・老化防止、認知症予防
・治療手段
・動き始めの準備
・リフレッシュ、楽しみ、コミュニケーションなど
目的によって、運動内容は異なりますが、いずれもやり方が間違ってなければ、年齢に関係なく変化がでやすいのが"運動"です。日々の生活習慣である食事、睡眠、運動、ストレスの中で、最もスムーズに行動変容できるのが運動です。運動から他の習慣も変容しやすいのが特徴です。
ざっくり言えば、下記あたりが目的に沿った運動です。
①美容には、筋トレ。
有酸素運動だけではたるみまでとれません。
②健康には、速歩き!
人は長距離の速歩きに適応した体です。
③治療には、柔軟性、筋トレ、持久力など。
原因となる部位の状態によって(短縮、硬結、筋緊張、関節、癒着など)使い分けます。
④準備運動なら、動的ストレッチ。
ラジオ体操のようにリズムよく各可動域を動かします。
⑤リフレッシュならスポーツ。
楽しみましょう。
多くは、柔軟性を高める運動、筋力を高める運動、持久力を高める運動にわけられますが、いずれも、運動習慣のない方は、急激に多くやらないことが重要です。
頭へのアプローチ法
大抵の方は、目的を達成するために「運動やらなきゃ」とは思ってます。
例えば健康について。医療技術の発展は急激で、現在20〜30代の方の大半は100歳生きるといわれます。すると、少なくとも80歳まで仕事できる体でないと、残り20年生き抜けません。
そんなに長生きしたくないと言っても、健康は投資と努力をしないと、最後まで元気でいることはできないです。
人も動物(動く物)なので、”本来の姿”からかけはなれるほど病気になります。現代人の大部分の方は、生活習慣由来で病気になり、亡くなっています。
神経系である脳の学習サイクルは、認知して行動に移すため、目的を明確にすることや、目標を具体的にすることが重要です。目に見える変化があると頭は喜ぶため以下の2点がポイントです。
・目的の明確化(exダイエット)
・目標の数字化(ex腹囲2cm減)
まずは、目的と目標を設定することから始めましょう!すると頭がアンテナを立てはじめ、意識が動きはじめようとします。
心へのアプローチ法
めんどくさい、しんどい、今にも聞こえてきそうです。実は、「運動をやるべきだ」と顕在意識は思っていても、9割もの潜在意識は「やりたくない」と感じています。
というのも、人類史の99%は狩猟採集時代を生き抜いてきたため、本能的には余計なエネルギーを割いてまで、動きたくないのかもしれません。
たとえるなら、巨大な象(心)の上で舵取りをしてる小人(頭)くらいのイメージで、本能を理性でコントールするのは難しいです。
そこで、心を満たしながら進めることがポイントです。
楽な方に流されるのが自然の原則ですので、気持ちいいとか楽しいという感覚が重要です。以下の2点がポイントです。
・心地よい感じ(ex気持ちいい)
・満たされる感じ(ex楽しい)
ここを無視すると継続できません。歯磨きのように、やらないと気持ち悪いくらい習慣化できればしめたものです。
私の取り組み
私は、頭から入る方なので、どうすれば楽して今ある機能を維持できるか考えます。
その結果、
①10秒筋トレ
②自然散策
を無理なくできてます。
①10秒筋トレは美容・老化防止目的です。
職場の朝礼時に、大胸筋、腹筋をそれぞれ10秒間MAXで力を入れます。以前、スポーツジムで鍛えたのですが、辞めて一年経った今でも一日一回10秒筋トレで胸囲と腹囲を維持できてます。測定には洗面鏡のところにビニールひもを置けば、いつでも測定できます。わかりやすいように胸囲は両乳首のライン、腹囲はへそのラインを測ってます。
それと、トイレの便座に10秒かけて立ち座りすることも脚筋力維持に有効です。すでに習慣化してるものに付け足すことで継続しやすいです。
②自然散策は健康とリフレッシュ目的です。
主に昼休みや休日、外に繰り出します。私にとっては感覚的に気持ちいいので、自ら出かけたくなります。
最近は凧揚げにハマって、子供と外に出たり、一人で浜辺に行きます。レジ袋を切って紐つけるだけで飛ぶので、いろいろ改良すると意外とはまります。
人の体には37兆もの細胞があり、1日3000億もの細胞が生まれ変わってるようです。当然、使われない機能は劣化し、使うことで維持できます。運動しようか迷ってる方は、ぜひ自分に合った方法を探ってみることから始めませんか。